2007年6月16日土曜日

雨の森に凛と咲く純白の花







もう梅雨に入ったのでしょうか。暗い雲間から時折降る雨が森をしっとりとぬらしています。


この時期の山野草には真っ白な花が多いようです。




まるで白い帽子をかぶったようなヤマボウシの木、細かくびっしりと花をつけるヒメウツギ、独特のにおいの栗の花、


地上には白十字のドクダミなどなど・・・








奥谷線にホタルブクロ、キャンプ場にはひっそりとササユリが咲いていました。ササユリにはほのかにピンクを含んでいます。ササユリは種子から繁殖し、花をつけるまでに数年かかるといわれ、近年減少してきている希少種です。




それにしても、黒々とした土からどうしてこんな白い花が咲くのでしょうか。






2007年6月8日金曜日

杉木立の古道にコアジサイ









八ッ杉の峠を越える杉木立の古道に今、コアジサイが清楚な花を咲かせています。アジサイは、かつてシーボルトが日本原産の花として西洋に紹介した花のひとつです。


アジサイの仲間には世界中に広がったいわゆる西洋アジサイの原生種であるガクアジサイが有名ですが、それに先んじて咲くのがコアジサイです。






顔を近づけると、ほのかに甘い気品ある香がします。そういえば花祭り(=灌仏会;お釈迦様の誕生祝い)でいただくアマチャもアジサイの仲間です。